蛇の口滝ハイキング ①

屋久島の南部「尾之間(おのあいだ)」という集落に、「蛇の口滝(じゃのくちたき)ハイキングコース」というコースがある。


屋久島の深い森と谷に「ハイキング」という似つかわしくない名前が付いている。


気になったので行ってみた。



ちなみに屋久島のすごさの一つに「世界最大の照葉樹林帯がある」ということ。

照葉樹とは文字通り、葉の表がテカっている樹のこと。


カシ・シイ・ツバキなどが、構成している主だたる樹だ。


落葉も一斉に行われず、季節を問わず「緑が深い」森になる。

根が深く張るので、水源涵養林としても有用だが、なんと言っても炭焼きの原材料になる樹種が多い。


ただ、どんどんスギやヒノキなど有用な樹種に植え替えられてしまい、日本における照葉樹林の面積は、全森林面積の0.6%しかない。


屋久島が世界遺産登録となった理由には、縄文杉を筆頭とした巨木が多い、という理由ももちろんなのだが、「世界最大の照葉樹林帯を擁する」という理由も含まれている。


実際にここを歩いてみると、想像したとおりの素晴らしい鬱蒼とした照葉樹林帯だった。

そして分かりやすい看板も、いい。




おおぞらみらいサポーター

「おおぞらみらいサポーター」とは、みらいにはばたく子どもたちを応援するボランティアです。 「もう一度屋久島に行ってみたい」「自分の高校時代の経験を伝えたい」「これまでの子育て経験を生かしたい」「学校の活動にかかわってみたい」「ボランティア活動に興味がある」といった方々の集まりです。

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