この季節、いよいよ「ツマベニチョウ」の飛翔が目立ってくる。
所見は3月末だったので、そこからちらほら見かけてはいたのだが、ここ最近の晴れた暑い日に、青い空と赤いハイビスカスやブッソウゲ、そして新緑をバックに翔ぶさまが、本当に見事。
ツマベニチョウ
Hebomoia glancippe liukiuenesis
シロチョウ科世界最大の蝶。
飛翔の様子を観察すると、まさかシロチョウの仲間だとは到底思えない、力強さと個体の大きさに驚かされる。
学名のさいごに「liukiuenesis (琉球の)」と付いているあたり、東南アジアなどでは亜種が多いのだろう。
日本でも島嶼部でわりと羽の模様の違いがある。
今後、さらに亜種が認定されていくのかもしれない。
そのツマベニチョウの卵が、センバスビレッジのギョボク(魚木)という木にたくさん見られるようになった。
飛翔の様子や大きさを見てしまうと「こいつってホンマにシロチョウ科かぁ?タテハチョウ科とかアゲハチョウ科ちゃうんか?」と思わずにはいられないのだが、この卵をみると「あぁ、まさにシロチョウの仲間だねぇ〜」と納得させられる。
見事な砲弾型をしていて安心のシロチョウ科。
うーん感動。
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