鹿児島と、種子島、屋久島を往復する高速船「トッピー」
トビウオの愛称を船の名前にするくらい、ここ屋久島ではトビウオ漁が盛んだ。
年間1,000トン。
単一漁業組合としては、日本一の水揚げを誇る。
そのトビウオ漁に同行させていただいた。
トビウオ漁は「網船(本船ともいう)」と「片船」の2艘一組で網を曳く「曳き網漁」だ。
トビウオは小さいがために魚群探知機に引っかからない。
網船と片船がお互いに連絡を取り合い、目視で魚群を探していく。
いそうだ、というところで網を投下。
片船と網船でうまいこと円にしていく。
さいごに片船の漁師が船から飛び込んで網船に乗り移り、網を上げていく。
なんとも勇壮で漁業の原風景のような風情がある。
午前4時半。屋久島町安房にある「屋久島漁業組合」建物の前で待ち合わせ。
暗がりの屋久島をバックに、東正面の種子島からの日の出がなんとも荘厳だった。
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