2020.04.27 22:29縄文杉への道、ウィルソン株縄文杉への道は「トロッコ道」に続いて「大株歩道」へと変化する。トロッコ道はほぼ平坦な道が続く。それが「大株歩道」に入るやいなや、勾配が出てきて「お、登山だなぁ」という感じになってくる。その大株歩道から約30分。「ウィルソン株」だ。1914年にアーネスト・ヘンリー・ウィルソン博士によって発見された、その屋久杉の切り株がある。内部にも入ることができ、最近では内部から上を見上げたとあるポイントが「ハート」に見えると、話題だ。この日もきれいなハートが見えた。厳しい登りのさなかのちょっとした癒やし。
2020.04.23 21:04縄文杉への道、トロッコ道縄文杉への至る登山道はいくつかあるが、最もメジャーなのが「荒川(あらかわ)登山口」から目指すルートだ。ヤクスギ搬出のために築かれたトロッコ軌道の線路と枕木が敷設されている。25年前に歩いたときは、歩幅と合わず本当に歩きづらかった。いまは枕木の上に素晴らしい木道が置かれていて、歩幅と関係なく、登山靴ではなく運動靴とかのほうが歩きやすいんじゃないか、という整備された道になっている。新緑のトンネルを抜けていくトロッコ道。これもまた縄文杉へ至る道の楽しみ。
2020.04.22 21:10縄文杉への道、大山祇神社縄文杉への道、荒川登山道から歩くこと約30分。小杉谷の元集落手前、トロッコ道から階段を30段ほど上がる「大山祇神社」がある。苔むしたこの階段がまたいい。ちょっと寄り道したい場所。
2020.04.20 22:08枇杷いま4月中旬、屋久島は枇杷の収穫の真っ最中だ。家庭訪問で訪れた先生によく枇杷をお出しするので毎年この時期ですよ、という。ぼくの生まれ故郷の大阪市阿倍野区では、枇杷の収穫は梅雨の時季だった。収穫と言っても、小学校の帰り道のお医者さん家の垣根にたわわに実っていた枇杷を、悪友が傘を広げぼくが畳んだ傘で叩き落とすという、なんとも荒っぽい収穫だった。まあ泥棒と言ってもいい。ある時その家のお医者さんの奥さんが出てきて「好きなだけ取っていいのよ〜堂々と」と言われた。びっくりして怖かったのと、申し訳ないのと、恥ずかしいのとで、一目散に走って逃げ帰ったことがある。一応その時許してくれたと理解し、あたり前だがそれからは人の家の果物を取るということを一切やめたので、ここに思...
2020.04.19 22:05イペーとシコンノボタンいま屋久島の高平(たかひら)という集落には、たくさんの黄色の「イペー」というブラジルの花と、紫色の「シコンノボタン」というこれまたブラジルの花が咲いている。一気に南国風情が増す。
2020.04.17 22:15野菜スタンド屋久島の特に安房から南の集落には野菜スタンド(=野菜の無人販売所)が多い。もともとは屋久島南部の麦生(むぎお)という集落で始まった制度らしい。麦生の人たちがこのことを誇らしげに言うのと、他集落の人が、麦生は野菜スタンドが多くていいね〜」と羨ましがっているのを、集落ごとの特色が出ててイイね!と微笑ましくなる。欲しい野菜を取って百円とか二百円とか書かれている値段を入れるだけ。形は不揃いだが量も多く、なにより味がしっかりしている。ついつい買いすぎてしまうことと、朝のうちに行かないと全く品がないことが難点といえば難点だが。
2020.04.16 22:14雨の屋久島センバスハウス「木の芽流し」雨の屋久島センバスハウスも、またいい。スローで撮ってみた。この時期の屋久島の雨を「木の芽流し」という。島の人たちも「今日は、木の芽流しやね〜」とこころなしか春の訪れを嬉しそうに話すのが、またいい。
2020.04.15 23:00西部林道のヤクザル屋久島の西部には、北は永田(ながた)の集落から、南は栗生(くりお)の集落まで、人家がいまは存在せず、20kmほどの林道がある。西部林道だ。ここは世界でも有数の照葉樹林帯。ヤクザルやヤクジカを見ることができる。先日見に行ってきた。たくさんのヤクザルとヤクジカ。ヤクジカは全速力で逃げるので写真に取り損ねたが、ヤクザルの方はというと人やカメラをそんなに恐れていない。
2020.04.14 23:00かからん団子、めちゃくちゃ旨い屋久島名物「かからん団子」をいただいた。サルトリイバラやサツマサンキライの葉で包んだ甘くて美味しいヨモギ団子だ。これでもか!というくらいよもぎが、それこそ繊維のまま入っている。サルトリイバラやサツマサンキライの棘が「かからない」からだとか、病気にかからないからだとか。地のおやつっていいね!こんど作り方をおしえてもらおっと。
2020.04.14 00:49屋久島おおぞら高等学校から見る日の出屋久島って「世界遺産でしょ〜」「縄文杉すごすぎ(杉)〜」と言われる。もちろんそれに異論はない。けど、ぼくはちょっとした何気ない風景にその凄みを感じることが多い。たとえば、夜明け、夕焼け、とか。たとえば、風が吹いて森が唸る様子とか、照葉樹林の鬱蒼とした暗さ、とか。今朝はちょっと早起きして、屋久島おおぞら高等学校で日の出を撮影した。外出自粛(4/14現在)で憂鬱なニュースが多いが、少しでもみなさんの気晴らしになれば、と思う。