2020.05.29 20:55香りの庭 センバスビレッジ その2それぞれのハーブの説明には「ポプリ」や「ティー」にぴったり、みたいなことが書かれてある。もちろんそれも、いい。ただここは原産地の食肉文化に習って「脂したたる肉料理」に合わせてみた。とくにウィンターセボリーが肉料理にぴったり。塩豚をただ焼いただけ鶏肉とアンチョビのアヒージョどちらも絶品。
2020.05.27 20:35むせぶような霧のセンバスビレッジ年に2〜3回、ここ屋久島センバスビレッジは、むせぶような霧に包まれることがあるらしい。晴れた日曇りの日小雨の日大雨の日もそれぞれ趣があっていい。そして霧の日も得も言われぬ趣がある。まさに「むせぶような」というのがピッタリ。
2020.05.26 20:25島バナナ屋久島では「島バナナ」というバナナが採れる。普通のバナナよりも小ぶりで、ネットリとした食感と強い甘みが特徴だ。本州などで食べるフィリピン産の、いわゆる普通のバナナが、なんともぼんやりした、薄い味に思えてしまうくらい「濃厚」な感じがする。ただこの「島バナナ」、ちょっと黒くなるまで追熟させないと、旨くない。大正生まれのばあちゃんが「大ちゃん、バナナはちょっと黒なってからのほうが美味しいんやで」と言っていたことを思い出す。祖母はこの島バナナを食べたことがあったのだろうか。
2020.05.25 21:05日曜市の変わり野菜日曜市でこんな変わった野菜が売っていた。「コールラビ」キャベツとカブのいいとこ取りみたいな野菜。さっと湯がいてマヨネーズでもよし。鶏とアンチョビのアヒージョに入れてもよし。わりと万能選手。こういった目新しい野菜に出会えるのも日曜市の楽しみ。
2020.05.24 20:18トビウオ漁 その2トビウオ漁に同行させていただいて、おまけになんとも気前よくトビウオをいただいた。アオトビは皮を付けたまま炙り刺し身で。他は…刺し身開いて一夜干し姿のまま塩をして姿唐揚げ身と小骨を叩いてつみれ汁とさつま揚げに40匹以上頂いたので、台所に並べるとトビウオ図鑑みたいになった。ごちそうさまでした。
2020.05.22 20:55トビウオ漁 その1鹿児島と、種子島、屋久島を往復する高速船「トッピー」トビウオの愛称を船の名前にするくらい、ここ屋久島ではトビウオ漁が盛んだ。年間1,000トン。単一漁業組合としては、日本一の水揚げを誇る。そのトビウオ漁に同行させていただいた。トビウオ漁は「網船(本船ともいう)」と「片船」の2艘一組で網を曳く「曳き網漁」だ。トビウオは小さいがために魚群探知機に引っかからない。網船と片船がお互いに連絡を取り合い、目視で魚群を探していく。いそうだ、というところで網を投下。片船と網船でうまいこと円にしていく。さいごに片船の漁師が船から飛び込んで網船に乗り移り、網を上げていく。なんとも勇壮で漁業の原風景のような風情がある。午前4時半。屋久島町安房にある「屋久島漁業組合」建物の前...
2020.05.21 21:13淀川宮之浦岳など目指す登山口の一つ「淀川登山口」というのがある。「よどがわ」と言ったり「よどごう」と言ったり。生粋の大阪生まれ大阪育ちなので、淀川(よどがわ)と聞くと、とんでもない水質が想像されるが、ここ屋久島の淀川は素晴らしく澄んでいて、あまりにも透明すぎて写真に映らないくらいだ。淀川登山口から40〜50分で「淀川避難小屋」に出る。雪の残る4月中旬、ちょっと沢登りが出来るかなぁ〜と淀川避難小屋横の橋から、淀川に入渓。あまりにも冷たすぎて、太ももまでだった。うーん残念。また暑くなったらチャレンジしたい。
2020.05.21 02:29HⅡB ロケット 2020/05/21/02:31種子島宇宙センターからのHⅡBロケット、HTV(こうのとり)9号の打ち上げ。HⅡBロケットはこれが最後のミッション。感動的な打ち上げを見ることができた。5/21(木)午前2時31分。突然、種子島から光の玉がゆっくりと上昇しはじめた。種子島のみならず屋久島安房や海峡を明るく照らす。そして爆音。光跡は空に吸い込まれ、やがてあまたある星の一つになった。人類が宇宙を目指すのは、飽くなき探究心と、このまばゆい光にロマンを感じているに違いない。
2020.05.19 20:05クライミング 千尋の滝 右岸スラブ 千々岩ルート250m以前、御在所岳の前尾根ルートの登攀最期の登山道に抜けるところで、5から10メートル落ちたことがある。真新しいハーケンがすっぽり抜けたことが原因だった。崖途中に生えていたヒメシャラの木で止まったのでいまこのブログを書くことができている。脇腹を打ち、右尻に尖った石で大穴が開いて大出血。翌日からの台湾出張が難儀したことくらいが大変だった。どんなハーケンも抜ける新しいハーケンこそ信用しない海外出張の前日に岩で遊ばないということを学んだ。さて前置きが長くなったがちょっと近所でクライミングをしてきた。5.8とか5.9とかの快適な花崗岩ルートだ。しかも穿たれたハーケンはそれなりに新しい。一枚岩のめちゃくちゃ高度感のあるルート。落ちたら真っ逆さま〜というビレイ(確保)...
2020.05.18 21:25ギョボク 〜ツマベニチョウ幼虫の食草〜「ギョボク」フウチョウボク科の落葉小高木樹だ。漢字で「魚木」と書く。この名の通り、魚を釣るための疑似餌(ルアー)として利用されている。屋久島では海沿いに広がる照葉樹林帯によく生えている。先日も書いたが、こいつがツマベニチョウの幼虫の食草だ。どの図鑑にも説明がないのだが、こいつは多分暗い湿った場所を好む「陰樹(いんじゅ)」だと思う。そもそも陰樹、陽樹の選別自体がそれぞれの生育環境で違っていたりするので定義づけできないのかもしれない。屋久島センバスビレッジのギョボクは、全部が海岸沿いから持ってきて植樹したものだ。さてそのギョボクに産卵されている数を数えてみた。(陽樹的な生育場所)4本 卵0個(半陰樹的な生育場所)4本 卵16個(完全陰樹的な生育場所)未だに...
2020.05.17 20:35ツマベニチョウの卵この季節、いよいよ「ツマベニチョウ」の飛翔が目立ってくる。所見は3月末だったので、そこからちらほら見かけてはいたのだが、ここ最近の晴れた暑い日に、青い空と赤いハイビスカスやブッソウゲ、そして新緑をバックに翔ぶさまが、本当に見事。ツマベニチョウHebomoia glancippe liukiuenesis シロチョウ科世界最大の蝶。